WORK SHOP vol.2「石をみがいてみよう」
プロダクトブランドISHIZOの展示会「暮らしに石があったなら展」にて、2回目のワークショップが開催されました。
今回は「石をみがいてみよう」というテーマで、自分たちの手で大理石をみがいてみました。
まずはさまざまな柄や色の大理石から、自分の好きな石を選びました。
各石一面のみ機械でみがき、あとの面は切ったままの状態の石を用意しました。
写真の左側にある2本のグレーの石は、違う石かと思うくらい見た目が違いますが、両方ともエンペラドールロイヤルクロムという同じ石になります。
みがいた面の方が色が鮮やかに出ており、写真ではわかりにくいですが手ざわりもつるつるしていて光沢があります。
今回は機械でみがいた面を参考に、切ったままの面を自分の手でみがいてみました。
道具は番手の異なる5種類のサンドペーパーを使いました。
まずは目の粗い#240で石を削り、#400、#800とだんだんと目の細かいもので仕上げていきます。
そして水でサンドペーパーや石を濡らしながら、みがいていきます。
石をみがくと削れた箇所が砂状になり、乾いた状態で削り続けると削れた砂によりサンドペーパーがすべって石をみがけなくなってしまうため、
水で濡らす必要があります。
石を選んでいるときは、「どれにする?」なんて言い合いながら和気あいあいとした雰囲気でしたが、
いざみがき始めると、みなさん真剣な表情で黙々とみがいていました。
石はみがけばみがくほど変化するので、特に時間は決めずおのおの自分が満足するまでみがいていただきました。
他の人が最後の#2000でみがき始める中、じっくりと#400でみがき続けている方もいました。
そしてみがいたものの一例がこちらになります。
機械でみがいたものにはさすがにツヤが劣りますが、切ったままの面よりも鮮やかになっていることがわかります。
手ざわりもなめらかになりました。
私も参加してみましたが、石が自分の手によって少しずつ変化していくのを実感することができ、面白かったです。
参加されたみなさんも満足そうな表情をされていたのが印象的でした。
次回はまだ未定ですが、また石に目を向けてもらえるようなワークショップを開催していきたいと考えておりますので、
楽しみにしていてください。