「石と人のかかわり」から選んだ vol.3 PHOTO CONTEST 2017 のまとめ
去る10月7日、「HELLO STONE PROJECT 石のある生活フォトコンテスト」の審査会が、関ケ原石材本社で行われました。
今年の審査員は、株式会社サザビーリーグ ラカグ事業部 商品部バイヤーの安藤桃代さんと、株式会社プレステージジャパンの代表取締役社長を務める吉田龍太郎さん、ifs未来研究所所長の川島蓉子さん、そして関ケ原石材の社員たちです。604点も集まった写真は、石を取り巻く暮らしを豊かに映し出しているものばかり。石を扱う関ケ原石材にとって、「こんな場面に」「こんな石が」と、多くの発見と気づきがありました。改めて、応募いただいた方々に対して、御礼を申し上げます。
さて、たいがいの審査会は、理論理屈を整えた審査基準を設けるものですが、このフォトコンテストのテーマは「石のある生活」。また写真とは、見た人の気持ちを動かすものであり、気持ちの動きは理屈で測れるものではありません。ということで、今年の審査は、「石のある生活」を豊かに語りかけてくれるかどうかという視点で行ったのです。特に留意したのは、「石と人のかかわり=暮らし」という視点です。関ケ原石材の仕事は、主に商業施設やオフィスビルの外壁や内装づくりですが、そこを訪れる人や、そこで働く人と石のかかわりを、大切にしながら手がけてきたものばかり。その精神が存分に宿っているかどうかが、審査の物差しになりました。営々と続けられてきた味噌作りの現場で、重石としてうず高く積み上げられた石の存在感、町の中にあって人に寄り添って暮らしを見守ってくれる石の人形の温かさなど、13点の写真が選ばれました。惜しくも選にもれた写真の数々も、石に向けた愛情がいっぱい詰まっていて、社員は強く勇気づけられました。
来年もたくさんの応募をお待ちしております。本当にありがとうございました。