月刊 HELLO STONE -vol.4 小井沼 桃 氏-
「石のある生活」をテーマとし、毎月すてきなゲストをお迎えし発信していく「月刊 ハローストーン」。ISHIZOやしかくいし等HSPプロダクトを購入してくださった方はどのように石のある生活を楽しんでいるのか、特別にその生活の一部を垣間見させていただきます。
第4回目の今回、石の魅力を語っていただいたのはこの方です。
サービスデザイナー、プロダクトデザイナー
小井沼 桃 氏
プロダクト:ISHIZO ブックエンドアーチ型(白)
ーこのプロダクトを選んだ理由を教えて下さい。
昨年のCASICAでの展示会で拝見し、マットな質感と優しい白色、アーチがぴったり組み合わさる形が気に入り購入しました。
シンプルな幾何形状ながら、石目模様や手描き線のようにゆるやかな稜線から自然物ならではの個性ややわらかさを感じ、佇まいに雰囲気があることにも惹かれました。
ー普段どのようにブックエンドを使用していますか?
自宅の本棚の上に置いています。私は装丁に惹かれて本を購入することが多く、そんな本を飾るイメージでこのブックエンドを使っています。
今回の表紙は海の写真。水平線とアーチの関係が美しいと思いセッティングしました。季節や気分に合わせて、どの本を飾ろうか、どんな配置にしようかと考えるのも楽しいです。
また、横にある天然石のブロックは、CASICAで行われていたワークショップに参加し磨いたものです。淡いトーンはブックエンドと似ていますが、並べると表情の違いが際立ち、石の多様性やおもしろさに気付かされます。
ー小井沼さんにとって気に入っているポイントがあれば教えて下さい!
ブックエンドというとL字の板材でさりげなく本を支えるものが多いですが、こちらのプロダクトはそれ自体にものとしての存在感があり、アートピースのようでもある点が気に入っています。
ブックエンドとしての機能を持ちながら、オブジェとしても美しい。加えて、ひんやりさらさらした触感やずっしりした重みからも石という素材の魅力を感じます。
撮影:小井沼 桃 氏
月刊 HELLO STONE -vol.4-
2020年9月
—-
サービスデザイナー、プロダクトデザイナー
profile:
1986年東京生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業。シャープ株式会社で8 年間プロダクトデザイナーとして在籍後、多摩美術大学プロダクト研究室での助手勤務を経て、現在パナソニック株式会社にてBtoB領域のサービスデザイナーとして活動中。最近の興味は文化人類学。
—-
HELLO STONE PROJECT